« 2006年4月 | トップページ | 2006年9月 »

2006年7月 8日 (土)

Origin of my Volunteerism -サマーボランティア2006を通じて-

ふー、終わった終わった。

何がかって言うと、ボランティアの中間支援組織(市のボランティアセンターなど)ではすっかり恒例となっている「夏!体験ボランティア(通称「夏ボラ」)の受付。

この「夏ボラ」は、1993年に始まって以来、今年で14回目を迎えます。普段は忙しくてボランティア活動が出来ない人を対象に、夏休みを利用してボランティア活動を実体験して知っていただこうというものです。特に最近学校教育でのボランティア活動の教育的要素が注目されていて、学校から中間支援組織への相談も寄せられています。

しかし、学校も中間支援組織も確かに大変ですが、それ以上に大変なのは、ボランティアを受け入れてくださる各施設および各団体。
そりゃ、普段からすんごく忙しいのに、それに加えて初めて活動をするボランティアさんを受け入れて、適切なケアを施さなくてはいけないのだから、それはもう大変なワケです。もっとも、ボランティアさんが来てくれたことによって、大きなプラスになることもたくさんあります。

さて、夏休み期間を利用する「夏ボラ」だけに、やはり申し込み者は中高生(一部大学生)が目立ちました。学校で紹介をし、それで申し込みに来る子どもたちも多かったです。そうした子どもたちに、活動先を決めるためのナビゲートをしたり、簡単な面談を行いました。

申込書に「応募動機」や「希望する活動内容」を記すようになっているのですが、中には空欄だったり、「何でもいい」なんて書いている子どもたちもいたので、そうした子どもたちには容赦なく書き直しを指示しました。そんな中、子どもたちはどういう思いでこのプログラムに参加してくるのだろう?と、折に触れて考えていました…

僕自身が「ボランティア」という言葉に出会った初めての体験…それは「ボードゲーム」の上!ボードゲームは「人生ゲーム」みたいなものだったのですが、その中に「ボランティア」なる枠があったんです。「赤い羽根」のような募金活動をしている絵が描いてあり、そこに止まると「1回休み」だったんですが、正直このときの僕は「ボランティア…あんまりやりたくないなー」と思っていました。

でも、その後学生時代に、サークル活動の延長でさまざまな活動に関わっているうちに、その活動の中に「ボランティア」と呼べるものがあるということに気づきました。留学生との交流、子どもたちや多くの人との自然体験キャンプ、更にはイベントづくりなど。
その時、自分が受講していた「ボランティア学習論」の授業では、「ボランティア=募金、施設、清掃ではない」という話を聞き、「そっか!自分も既にボランティア活動ってしてたんだ!」と、今の進路に影響を及ぼすような気づきがあったわけです。

今回、「夏ボラ」を申し込んだ子どもたちの中で、是非「ボランティア活動」をやってみたい!と言っていた子どもたちは確かにいましたが、中には「ボランティア活動に参加しないと、学校の草むしりをさせられる」という話をしていた子どもたちもいました。

「ボランティア活動に参加しないと、草むしり?」

これは、完全に「ボランティア活動」と「奉仕活動」の混同ですね。もっとも、シチュエーションによっては(或いは解釈によっては)草むしりも「ボランティア活動」になりますが、単に学校のための清掃活動では、それは「ボランティア活動」と言えるものではありません。

来年都立高校では「奉仕体験活動」が必修化されます。ここでも、わざわざ「奉仕体験活動」と言っており「ボランティア活動」では決してないわけです。奉仕活動そのものの是非はここではさて置くとして、短絡的に「ボランティア活動=奉仕活動」と結びつけるのにはどうも釈然としません。

それでは「ボランティア」って何だろう?僕はこう答えます。

「自分の意思で社会をよりよく、豊かなものにするために社会に参加する活動のこと」である、と。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2006年4月 | トップページ | 2006年9月 »